ツールドフランスとかいう茶番

ご無沙汰してます。

今年はレースに出るとか言いつつも、最近はほとんど乗れていません。

急に音信不通になり、もし心配くださった方がいましたらごめんなさい。

概ね元気に、幸せに生きています。乗るほどの元気がないだけです。


本題に入ります。


僕はツールドフランスが好きです。

スポーツの中で一番面白いと思っています。

21日間にわたる過酷なレースを、命がけで、限界まで追い込んで走っている選手たちには、リスペクトしかないです。

そして、この世界最高峰の競争で優勝した選手は、紛れもなく世界一強いサイクリストだと思います。


それはそれとして、今年のツールはいつも以上におかしくないですか?


見て見ぬふり、とかがどうしてもできない性格なので、これだけは指摘したいのですが、

疲労困憊(のはず)のツアー終盤かつ山岳ステージ終盤の、標高2000m弱まで登る中で40分7倍を出せるなら、

サラ脚で低地という条件だったら理論上少なくとも40分8倍弱くらいで走れるはずです。


しかし、そもそも人間の限界のFTP(60分PWR)は6.3倍から6.4倍程度と言われています。*


自転車のパワーメーターの値・推定値の僅かな誤差や、自転車競技の特性として高いPWRを出しやすいこと・トレーニング量を稼ぎやすいことを考慮すると、FTPが6.6-6.8倍くらいに推定されることはありえるかもしれません。

ただ、FTPが7倍台半ば以上と推定されるのは、明らかにおかしいのではないでしょうか。


20年前の自転車選手が死ぬスレスレまでドーピングしてようやくFTP7.5~倍だというのに、

何もせずにそれと同等のパフォーマンスに到達することができるのでしょうか。


この10年でマラソンの世界記録は3分、FTPにして~0.15倍の向上しかしてないのに、

自転車のFTPは1倍ほど上がっているんだとしたら、かなり不思議です。


ちなみに優勝した選手に限らず、総合TOP10クラスの選手も皆、推定FTPは7倍を超えています。

優勝選手は彼らに大差をつけて圧勝しているので、いかにずば抜けているかが分かります。


元々、この優勝選手が台頭するより前から、総合系の選手から物証となるものが見つかっていたりしているので(検査には引っかかっていないので黙認)、

僕の中では「『ソレ』ありきのレースなんだな」という結論は出ているのですが、

今年の「やりすぎ」な感じが手放しで賞賛されているのを見ると、ふと、皆と同じ認識を共有できているのか不安になります。


あるいは、僕の邪推が間違っていて、レースが100%白ということなら、それはそれで安心できるので、有識者の方がいましたらコメント等で教えてください。


個人的には、真面目な日本人選手が世界で活躍する日は来なさそうだと思いました。

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